サンデルの考えを突き詰めてゆけば運命論にたどり着く。自由意思も努力も、実は個人の自由な選択でもなく、その人の努力のたまものでもなく、もともと、そういう遺伝子を持って生まれたとか、それができる社会環境が生み出したもの、という運命論。
そうなると、サンデルが望んでいるより平等な社会を作るための人間の政策努力も、個人の努力は必要ではなく、それぞれがもっている遺伝子のなすがままに、また時代や社会環境のなすがままに、まかせておくほかはない、という結論になるであろう。 サンデルの話に共感するのも反対するのも運命。サンデル政策のために努力するのもしないのも運命。努力してもしなくてもすべて運命の結果。 独裁国家も奴隷制もすべて運命。それは避けることができないこと、しかたのないこと。その生活が悲惨でも、改革しようとするの努力が失敗しても、たまたまそういう時代と環境に生まれた結果で、われわれは、ただただそれを受け入れることしかできない。 運命を受け入れよ。努力も成功も賞賛に値せず、怠惰も失敗も批判に値しない。成功の喜びも失敗の悲しみも、すべて勘違いだった。これがサンデルの結論。Syrian Salvation Government
https://en.wikipedia.org/wiki/Syrian_Salvation_Government 背景 2017年にSSG(シリア救済政府)が設立される以前、イドリブ県は武装反対派グループ、共同運営の地方評議会、そしてシリア反対派暫定政府(SIG)の名目上の権...
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