女系天皇によってなくなるのは「男系万世一系」であって「万世一系」ではありません

女系天皇がうまれても「万世一系」が途絶えるわけではありません。この例でいえば、タラオ天皇は母のサザエ天皇の父親であるおじいちゃんの磯野天皇の血統をうけついでいるからです。つまり「磯野天皇ー＞サザエ天皇ー＞タラオ天皇」というふうに「万世一系」の血統が継続されています。女系天皇によってなくなるのは「男系万世一系」であって「万世一系」ではありません。 これは日本の歴史の中でもよくある話で、男子が生まれなかった時などの理由で、家系や家系の事業をまもるために娘に婿をむかえさせて家系とその事業を継続する日本の伝統があります。たとえばスズキ自動車の鈴木修（松田修）は二代目社長の鈴木俊三の娘婿として三代目の社長となり鈴木姓を名乗って鈴木家の事業を受け継ぎました。その義父鈴木俊三（木村俊三）も、一代目社長鈴木道夫の娘婿として二代目社長になり、鈴木姓を名乗って、鈴木家の家系と事業を受け継ぎました。二代目も三代目も鈴木家の娘婿としての社長ですが、鈴木家が木村家になったわけでもなく、松田家になったわけでもありません。女系を通して鈴木家が継承されています。 つまり、女系によって「万世一系」がなくなることはありません。 https://www.youtube.com/watch?v=Yy2iGFETBp4&t=325s