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- 2024年7月8日
東京都知事選挙 2024 勝因と敗因 小池百合子氏 石丸伸二氏 蓮舫氏 多くの支持を得た自治体は
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過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏が3回目の当選を果たしました。今回の選挙で小池氏や石丸伸二氏、蓮舫氏は、どこの自治体で多くの支持を得ていたのでしょうか。開票結果やNHKの出口調査、勝因や敗因などについてまとめました。
各候補 多くの支持を得た自治体は
今回の東京都知事選挙で、各候補がどこで多くの支持を得たのか自治体ごとに見てみます。
▼小池氏は、62のすべての自治体でほかの候補を上回る票を獲得しました。特に島しょ部や多摩西部では、50%台から60%台の得票率のところも多く、23区では足立区、江戸川区、葛飾区で45%以上の得票率となりました。
一方、得票率が低かったのは、渋谷区や目黒区、武蔵野市などでした。
▼石丸氏の得票率が特に高かったのは、世田谷区、渋谷区、中央区、品川区、目黒区、港区で、27%以上でした。
▼蓮舫氏は、武蔵野市、国立市、多摩市、小金井市、杉並区、三鷹市、国分寺市などで、20%を超える得票率でした。
小池氏 勝因は
今回の選挙では、小池知事の2期8年にわたる都政運営の評価が主な争点の1つとなりました。NHKの出口調査で、都政運営に対する評価を尋ねたところ、「大いに評価する」と「ある程度評価する」があわせて67%で、「あまり評価しない」と「全く評価しない」をあわせた33%を大幅に上回っています。
小池知事は選挙戦で▼18歳以下への月5000円の給付や▼高校授業料の実質無償化といった実績を強調したほか、今後の少子化対策や自然災害への対策などを訴えました。
有権者の多くは小池知事が比較的安定した都政運営を行ってきたと肯定的に見ていると言えます。
また、小池知事はいずれも自主的な支援を受けた▽自民党の支持層の60%台半ば、▽公明党の80%あまり、▽都民ファーストの会の90%あまりを固めたほか、▽特に支持している政党はない、いわゆる無党派層の30%あまりから支持を得ました。
さらに年代別で見ると、40代以上ではいずれの年代でも最も多い支持を集めています。幅広い層から着実に支持を集め、石丸氏、蓮舫氏を引き離しました。