2021年7月13日火曜日

高橋さんは「あの人(小池さん)はわけのわからないことは言わない」とはっきり述べている。

高橋さんは「あの人(小池さん)はわけのわからないことは言わない」とはっきり述べている。(「第207回 老獪にして狡猾!小池劇場の始まりは実はこれから」の9:00のあたりです。) 「あの人はわけのわからないことは言わない」というのは、要するに、「小池さんは意味不明なことは言わない、小池さんの言うことは理解できる」ということですね。 さらに、高橋さんと話をするとき、小池さんは「政策については(あまり)語らない」といってるわけですから、小池さんは<具体的な政策>ではなく、政策が生まれてくる元となる<基本思想(一般論)>について話をしている、ということが想像できますね。 高橋さんはそもそもう数量学者ですから、なんでも数値に置き換えて分析する人。ですから、基本思想・一般論の話ではなく、具体的な政策について話をするのが得意。だけど、小池さんは逆に一般論・基本思想(高橋さんの言葉では「イメージ」)の話をする。 高橋さんのこの二つの証言をまとめると、小池さんは、高橋さんの得意な数値化できる具体的政策ではなく、基本思想(一般論)を語る。それにもかかわらず、わけのわからない話ではなく、むしろ高橋さんがわかる話をする。分かるがゆえにそれにうなづいている自分がいる。それが「催眠術にかかったような」という表現につながっているわけですね。 こういうことが起きるのは、もともと、高橋さんと小池さんは思想的に近いから。たとえば国家社会主義を主張する前近代的保守派とちがって、二人は市場経済にもとづいた自由主義の近代的保守派。たとえば、小池さんの「国際金融都市東京」のアイデアに高橋さんは賛成している。小池さんが総理大臣になると、高橋さんがアドバイザーになる可能性は高い。

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