2021年9月18日土曜日

バイデンは「アフガン軍が戦う意思のない戦争をアメリカが戦うべきではない」と言ったが、それはまったく正しい。

 撤退のやり方は失敗だったけど、撤退そのものは正しい選択だった。アフガン戦争の当初の目的(ビンラディンとアルカイダを壊滅)は達成している。撤退は遅すぎるぐらいだ。

今回のアメリカの20年間という長いアフガン戦争は、この撤退劇の失敗の側面だけでは測れないものがあると思う。たとえば、女性の教育などの努力などもあって、タリバン統治時代を知らない若い世代には近代的考え方も浸透しているだろう。タリバンがそのすべてを若い世代の心から簡単に消滅させることができるとは考えにくい。むしろタリバンそのものもすでに影響されている可能性さえある。 バイデンは「アフガン軍が戦う意思のない戦争をアメリカが戦うべきではない」と言ったが、それはまったく正しい。そして、これは日本にとっても他人ごとではない。日本人が戦う意思のない戦争をアメリカ人がやってくれるはずがない。

Syrian Salvation Government

 https://en.wikipedia.org/wiki/Syrian_Salvation_Government 背景 2017年にSSG(シリア救済政府)が設立される以前、イドリブ県は武装反対派グループ、共同運営の地方評議会、そしてシリア反対派暫定政府(SIG)の名目上の権...