2021年9月9日木曜日

「食のテーマパーク」

 知事の「説明責任がない」のではなく、説明されているのにそれを理解できない自民党や一部のメディア(たとえば毎日新聞)の能力や努力の欠如が問題だろう。知事の言葉の切れ端を自分たちの都合の良いようにつなぎ合わせるのではなく、もう一度、あの「築地は守る、豊洲は活かす」と宣言した一昨年6月の定例記者会見における知事の冒頭発言を全部読んでみたらどうだい。そうすれば、知事の言動はずっと一貫していることがわかるだろう。

 あの宣言の中で「食のテーマパーク」という表現が使われたのだが、そのなかで知事は、「ちなみに築地でございますけれども、これはPTの案を持ってきた絵でありますけれども、これに特にこだわっているわけではございません」と、はっきり言っている。つまり「食のテーマパーク」云々というのは、プロジェクトチームのあげた一つの案であって、なにか固まった具体的計画ではない、と疑問の余地のない明確さで説明しているわけだ。だから「計画をするには年月がかかりますけれども...地域の皆様方とも話をしながら進めていきたいと考えております」と話を結んだ。つまり築地開発計画はみんなと相談してこれから決めていくんだとね。つまり「食のテーマパーク」案というのは一つのたたき台にすぎないことがここから理解できるだろう。(そして実際これをたたき台に「築地開発検討会議」が招集され、食文化はその最初の議題となった。)  こんなわかりやすい日本語がわからないのは、自民党員や一部の(毎日新聞のような)メディアがよほどバカで国語の理解能力に欠如しているか、あるいは、初めから、理解しようとする努力さえ怠ってきたか、そのどちらかと言えるだろう。

日米共同声明に抗議 日本公使に「強烈な不満」表明―中国

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