2023年9月9日土曜日

トランプ氏の元補佐官ナヴァロ被告、議会侮辱で有罪 米連邦地裁

https://www.bbc.com/japanese/66738433 米議会襲撃事件を調査する下院特別委員会の召喚に応じなかったとして、議会侮辱罪に問われていたピーター・ナヴァロ被告について、ワシントンの連邦地方裁判所の陪審は7日、有罪評決を言い渡した。 ドナルド・トランプ前大統領の補佐官を務めたナヴァロ被告は、2020年大統領選の結果を覆そうとする試みに関する調査への協力を拒否した。検察は、同被告は特別委の召喚を無視し、「法を超えた」行動を取ったと指摘した。 ナヴァロ被告は評決が言い渡された後、裁判所前で、「アメリカにとって悲しい日」だと述べ、連邦最高裁まで争うと誓った。 「大統領の分身であるホワイトハウスの上級顧問が、このような犯罪疑惑で起訴されたのは、この国の歴史上はじめてだ」 同被告は、司法省には50年前から、ホワイトハウスの上級顧問は議会での証言を強制されないという方針があったと主張した。 「それなのに彼らは裁判を起こした」 量刑言い渡しは来年1月。2件の侮辱罪について、それぞれ最長で禁錮1年が科される。また、最大10万ドル(約1470万円)の罰金刑となる可能性がある。 議会襲撃事件をめぐっては、トランプ氏のもう1人の盟友、スティーヴ・バノン被告も昨年7月に議会侮辱罪などで有罪評決を受けた。 特別委の召喚に応じず 下院の特別委は2022年2月、トランプ政権で通商顧問を務めたナヴァロ被告に召喚状を送付した。 しかし、特別委が要求した電子メールや文書を提出せず、召喚に応じなかった。 特別委は2020年大統領選の投票結果の認定を遅らせようとした試みについて、ナヴァロ被告から聞き取りをするつもりだったと、特別委の元関係者は法廷で証言した。 ナヴァロ被告は2022年6月、ワシントンの空港で、テネシー州ナッシュヴィル行きの便に搭乗しようとしていたところを、米連邦捜査局(FBI)の捜査官に逮捕された。 検察は最終弁論で、被告は召喚状に従うことよりもトランプ氏への忠誠を選んだと指摘した。 「これは侮辱であり犯罪だ」と、エリザベス・アロイ検事は述べた。 <関連記事> 極右「プラウド・ボーイズ」メンバー2人に10年と18年の禁錮刑 米議会襲撃事件 極右「プラウド・ボーイズ」のリーダーに禁錮17年 米議会襲撃事件 極右民兵組織のリーダーに禁錮18年 米議会襲撃事件 米議会襲撃、下院議長の机に足のせた被告に禁錮4年半 公的手続き妨害罪など8件で有罪 米連邦議会襲撃から2年、警官遺族がトランプ氏を提訴 Presentational white space ナヴァロ被告の弁護人スタンリー・ウッドワード氏は公判中、ほとんど証拠を提出せず、検察側の主張の信用性を落とすことに努めた。 特別委から連絡を受けた際、ナヴァロ被告はトランプ氏から、行政特権を主張するよう指示されたと述べた。 この特権は、ホワイトハウスの特定のやりとりを秘密にしておくことを認める法原理だ。 しかし、アミット・メータ判事は先週、トランプ氏あるいは行政特権が、ナヴァロ被告に特別委の召喚状を無視することを認め得た証拠はないとした。メータ氏はバラク・オバマ元大統領によって連邦判事に任命された。 ナヴァロ被告は2021年出版の自著「In Trump Time」の中で自らについて、広範な不正投票があったとして選挙結果に異議を唱える戦略の立案者だったとしている。 一方で特別委は、大規模な不正投票があったとするナヴァロ被告の主張は根拠がないことが、州や地方の当局者の証言によって露呈したとした。 「政治的動機」による起訴と トランプ氏の元顧問、ブライアン・ランザ氏はBBCに対し、ナヴァロ被告に対する起訴は政治的動機に基づいているようだと述べた。 「議会が政権の元メンバーや現役メンバーに侮辱行為の責任を問うことはめずらしくない」 しかし、「実際に司法省がこのような起訴に踏み切るのはめずらしい」と、ランザ氏は指摘した。 ランザ氏はオバマ政権時代のエリック・ホルダー元司法長官を例に挙げた。ホルダー氏をめぐっては2012年、求められた文書の提出を拒否したとして、共和党が多数派の下院が同氏を侮辱罪で告発する決議を可決した。ただ、実際に起訴されることはなかった。 「このようなことをエスカレートさせるのは危険だ」 「我が国の政治制度にとっていいことではない」と、ランザ氏は付け加えた。

Syrian Salvation Government

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