https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240419-OYT1T50123/
【ワシントン=淵上隆悠】米共和党のドナルド・トランプ前大統領(77)は18日、SNSで「我々にとってウクライナの存続は重要だ」と述べた。これまでロシアの侵略を受けるウクライナへの支援に消極的だったトランプ氏が、11月の大統領選を見据えて姿勢を修正し始めたと受け止められている。
米下院では、ウクライナに対する約610億ドル(約9兆4000億円)の追加支援予算案が20日に採決される見通しだ。トランプ氏の発言を受け、支援に反対している共和党の保守強硬派の議員らも態度を軟化させる可能性がある。
一方で、トランプ氏は、「ウクライナの存続は、米国よりも欧州にとってはるかに重要だ」とも指摘し、欧州諸国がより多くの負担をするべきだとの持論は崩していない。