伝統的に、民主党政権であろうと共和党政権であろうとアメリカのアジア政策は一貫して日本と韓国に駐在する米軍を中心になされてきた。戦後韓国を無視したアメリカの政権はひとつもない。
トランプ支持者のMAGA共和党に関していえば、かれらの基本的な外交政策はレーガン以来の伝統的共和党と違う孤立主義。そのことをつい最近示したのが副大統領候補のJDバンスらが台湾支援の武器援助のための法案に反対したことに現れている。
MAGA共和党の考えている国防とはせいぜい国境に壁を築く移民政策にすぎない。そもそも有色人種排斥こそが白人至上主義（MAGA共和党）の移民政策の本質なのだから。かれらにとっての反中国とは反有色人種のことであって、自由アジアの防衛なんて考えてない。トランプが日本などからアメリカ軍を引き上げようと考えているのもそのことを示している。
