2021年8月20日金曜日

「アフガン軍が戦う意思のない戦争を米軍が戦うべきではない」というバイデンの主張は正しい。

 引き際がかっこ悪かったのは確かで、バイデン政権に批判があるのはあたりまえだけど、「政権危機」というほどのものではない。アルカイダとビンラディンへの制裁という第一の目的は達成されたわけだし、そもそも、アフガンからの全面撤退を決定したのはトランプ政権の時。共和党、民主党にかかわらず、撤退は大多数のアメリカ人に支持されている。「アフガン軍が戦う意思のない戦争を米軍が戦うべきではない」というバイデンの主張は正しい。

日本における米軍も本質的には同じだとおもう。日本が自らを守るために戦う意思を持たなければ、米軍が日本のために戦ってくれるわけがない。2016年大統領選のときにトランプは日本からの米軍撤退を主張した。自分たちは何もしなくても「日本は米軍が守ってくれる」という甘い考えを持っていると、日本も第二のアフガニスタンになる可能性はある。ロシアと中国の共同軍が東京に攻め入る日が絶対に来ないとは言えない。

Syrian Salvation Government

 https://en.wikipedia.org/wiki/Syrian_Salvation_Government 背景 2017年にSSG(シリア救済政府)が設立される以前、イドリブ県は武装反対派グループ、共同運営の地方評議会、そしてシリア反対派暫定政府(SIG)の名目上の権...