2021年8月4日水曜日

CDCは「コロナとインフルの区別がつかないので中止する」とは言っていません

CDCは「コロナとインフルの区別がつかないので中止する」とは言っていません。CDCはそれを明確に否定しています。昨年の二月に緊急使用許可の下りたPCR検査は、コロナとインフルの二つを区別できない(たとえば、コロナウイルスをインフルと間違えるというようなことなど)からではなく、そもそもコロナウイルスだけを検出する方法なので、インフルが流行る時期に入る前に、インフルとコロナの両方を検査する方法へ移行することを推奨する、といっているのです。そうでなければ、二度の検査をしなければならないからです。両方のウイルス感染を一度に検査する方法(Influenza SARS-CoV-2 Multiplex Assay)はすでにあって、昨年の7月にFDA(米国食品医薬品局)から緊急使用許可が下りています。使用可能な検査キットのリストも紹介されています。さらに、どのようにしてそのようなあたらしい検査をするか、例を挙げてその使い方の動画も紹介しています。 先生は英語が読めると思うので、うわさではなく、原文を読まれることをお勧めします。以下にCDCやFDA(本家本元)等の関連資料をリンクしておきます。 資料1 "Lab Alert: Changes to CDC RT-PCR for SARS-CoV-2 Testing" https://www.cdc.gov/csels/dls/locs/2021/07-21-2021-lab-alert-Changes_CDC_RT-PCR_SARS-CoV-2_Testing_1.html 資料2 "CDC’s Influenza SARS-CoV-2 Multiplex Assay and Required Supplies" https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/lab/multiplex.html 資料3 "CDC Diagnostic Tests for COVID-19" https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/lab/testing.html 資料4 "SARS-CoV-2 Reference Panel Comparative Data" https://www.fda.gov/medical-devices/coronavirus-covid-19-and-medical-devices/sars-cov-2-reference-panel-comparative-data?ACSTrackingID=USCDC_2146-DM61940&ACSTrackingLabel=Lab%20Alert%3A%20Changes%20to%20CDC%20RT-PCR%20for%20SARS-CoV-2%20Testing&deliveryName=USCDC_2146-DM61940 "Viral Posts Misrepresent CDC Announcement on COVID-19 PCR Test" (FactChec.org) In explaining the CDC’s decision to end the use of its own PCR test at the end of 2021, Kristen Nordlund, an agency spokeswoman, in an email to us cited “the availability of commercial options for clinical diagnosis of SARS-CoV-2 infection, including multiplexed (discussed here) and high-throughput options” — referring to technologies that use an automated process to administer hundreds of tests per day. “Although the CDC 2019 Novel Coronavirus (2019 nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panel met an important unmet need when it was developed and deployed and has not demonstrated any performance issues, the demand for this test has declined with the emergence of other higher-throughput and multiplexed assays,” Nordlund said. She continued: “CDC is encouraging public health laboratories (PHL) to adopt the CDC Influenza SARS-CoV-2 (Flu SC2) Multiplex Assay to enable continued surveillance for both influenza and SARS-CoV-2, which will save both time and resources for PHL.” 2021年末に独自のPCR検査の使用を終了するというCDCの決定を説明するにあたり、政府機関のスポークスウーマンであるクリステン・ノードランドは、「SARS-CoV-2感染の臨床診断のための商業的選択肢の利用可能性」を引用しました。マルチプレックス(ここで説明)およびハイスループットオプションを含む」—自動化されたプロセスを使用して1日に数百のテストを管理するテクノロジーを指します。 「CDC2019ノベルコロナウイルス(2019 nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネルは、開発および展開されたときに重要な満たされていないニーズを満たし、パフォーマンスの問題を示していませんでしたが、このテストの需要は他の出現により減少しましたより高いスループットと多重化されたアッセイ」とNordlund氏は述べています。 彼女は次のように続けています。「CDCは、公衆衛生研究所(PHL)がCDCインフルエンザSARS-CoV-2(Flu SC2)マルチプレックスアッセイを採用して、インフルエンザとSARS-CoV-2の両方を継続的に監視できるようにすることを奨励しています。これにより、時間とリソースの両方が節約されます。 PHLのために。」 https://www.factcheck.org/2021/07/scicheck-viral-posts-misrepresent-cdc-announcement-on-covid-19-pcr-test/ やながせさんが理解されているように、CDCは「コロナとインフルの区別がつかないので中止する」とは言っていません。 CDCはそれを明確に否定しています。たとえば、CDCスポークスパーソンのクリステン・ノードランド氏は今回のCDCの決定に関して、その理由を次のように説明しています。「マルチプレックス化されたものや自動化によってハイスループットを可能にした民間企業が開発した選択肢が増えた」からであり「CDCのPCR検査手法は、最初期の供給の空白を埋め、これまでその役目を十分果たしており、しかも何の問題も見つかっていない」と述べています。 このことから伺えるのは、「PCR検査を止める」という話ではないようですね。しかも「何かPCR検査に問題があったから」などの理由ではサラサラありません。そうではなくて、いまでは民間企業が優れた検査キットを開発していて、選択肢も多いので、政府(CDC)の開発したもの、すなわち「CDC 2019 Novel Coronavirus (2019 nCoV) Real-Time RT-PCR Diagnostic Panel」の役目は終わった、ということのようです。しかも、民間企業が開発したもののなかには、「マルチプレックス化されたもの」つまり、インフルとコロナの両方を一度に検査できるものや自動化によって高い効果率をあげているものがある、として、次のように説明を続けています。「CDCは、時間と資源を節約するために、CDCインフルエンザSARS-CoV-2(Flu SC2)手法を利用して、インフルエンザとコロナウイルスの両方を継続的に監査することができるようにすることを推奨しています」と。 資料元:FactCheck.org https://www.factcheck.org/2021/07/scicheck-viral-posts-misrepresent-cdc-announcement-on-covid-19-pcr-test/

‘Transformative, for better and for worse’: what’s the legacy of Peru’s Alberto Fujimori

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