https://www.youtube.com/watch?v=Jkl7ItPhz_0
母親の責任だという人もいるが、それは違う。
中学生、高校生にもなれば、環境から与えられた生き方ではなく、自分自身の考え方が自然に生まれてくる。自分の生き方を自分で決める能力が自然に生まれてくる。それはどんな人間でも動物でも一緒だ。 中学(義務教育)を卒業すれば、みずから仕事を見つけ、経済的に親に依存することなく、自らの人生を歩む道もあったわけで、自らの境遇を、いつまでも親の責任にすることはできない。 たとえ心を許せる友人が周りにいなかったとしても、(すくなくとも学業は禁じられていなかったわけだから)書物を通じて過去や世界の人々の考え方や生き方を学ぶことができたはずだ。人類の知識から人生を学ぶことよりも、軽薄なチャットサイトで時間を潰したのは、彼の選択責任であって、親の強制ではない。彼を作ったのは彼自身だ。 要するに、自分の生きる道を狭めたのは、ある時からは、彼自身の自由な選択であって、他のだれでもない。とくに、自分の人生とは何の関係もない人たちの命を奪うという、論理的にも倫理的にも正当化できない行為を、成人になっても選択したということは、他のだれにも転嫁できない、彼自身の責任だ。